一人では生きていられません、みんなのおかげです

瀬和美子(六士一歳)

四年前に夫が亡くなってひとりぼっちになり、毎日泣いていました。
近所の人も声をかけてくれましたが、夜になると一人はこわくてこわくて寝られなく、大変でした。
毎晩のように、宗教に入れ入れと勧誘されて困っていたときに、「さくら」の小川さんに泣きついていれてもらいました。
私は運がいいです。夫が亡くなった日に偶然、小川さんから電話がかかってきたり、いいところに夫のお墓が見つかったり、「さくら」の部屋が空いたり、幸せです。
私はわがままだから、いつも余計なことを言って人を怒らせたりします。反省するのだけれどまたやってしまって、小川さんに怒られます。
一人ではやっていかれないことも、オーナーの小川さんを始め「さくら」のみなさんが助けてくれるから、生きていけるんです。
毎日、大正琴、ダンベル体操、歩こう会、奥の細道を学び歩く会、そしてボランティアにもいっています。みなさんいい人ばかりです。小川さんに二回も海外旅行に連れていってもらいました。
こんなに楽しく私は暮らしています。
亡くなった夫も、私がこんな暮らしをしていることを知ったら、きっと喜んでくれると思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメントは利用できません。

2020年10月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

関連記事

  1. 六人の入居募集に六十四人の応募

    工事もいよいよ終わりに近づき、完成の日どりもぼちぼち見えてきた頃、入居者を決めました。入居者の募集は…
  2. あとがき

    一九九七年六月、母の十三回忌法要のため、姉兄妹で函館に行ってきました。祖母が昔流の願掛けお百度詣りの…
  3. 一人暮らしと共同生活

    佐藤久良子(七十九歳) オーナーの小川さんからグループハウスの話を聞き、入居のさそいがかけられたの…
  4. 資金の調達と設計依頼

    前にも述べましたように、私はわが家の建て替えに合わせて、高齢者との共生の家を建設しようと考えていまし…

ピックアップ記事

  1. けんかもできるうちが花

    何といっても生まれも育ちも異なり、その上、何十年と違った人生を歩いてきた人たちが一つ屋根の下で生活す…
  2. 「さくら」の建て前を楽しみに待っていたOさん

    「さくら」の計画を応援し、完成を楽しみに待ってくれていた知人・友人は大勢いましたが、中でもOさんのこ…
  3. 一人では生きていられません、みんなのおかげです

    瀬和美子(六士一歳) 四年前に夫が亡くなってひとりぼっちになり、毎日泣いていました。 近所の人も…
  4. 「さくら」のお正月

    一九九一年、グループハウス「さくら」は、開設以来初めての新年を迎えました。私にとっても家族と別の共同…
  5. 夕食はボランティアさんの手で

    夕食は有償のボランティアさんが、自宅でつくって届けてくれます。ボランティアさんが都合でできないときに…
  6. 資金の調達と設計依頼

    前にも述べましたように、私はわが家の建て替えに合わせて、高齢者との共生の家を建設しようと考えていまし…
ページ上部へ戻る